いまの職場、ちょっとやばいかも。
体育会系の先生ばっかりで、子どもに厳しすぎるよ。
他の保育園も同じなのかな。
こんなお悩みを解決する記事を書きました!
この記事を読めば、保育園の理想と現実がわかりますよ。
なぜなら、保育士が「子どもに優しくできない理由」を紹介するから!
この記事を書いた人
この記事を書いている僕は、元リーダー保育士。
現在はフリーランスになりつつ、当ブログで生活費を稼いでいます。
派遣保育士も経験ずみ
記事の前半では「行き過ぎた指導が起きる原因」、後半では「保育園の理想と現実」を紹介していきます。
記事を読み終える頃には、保育業界の闇を理解できますよ。
保育士の行き過ぎた指導とは
以下のとおりです。
- 大きな声で怒る
- 脅迫的な言葉がけ
- 叩く・蹴る・閉じ込める
- 罰を与えて無理やり反省させる
「こんな保育園あるの?」と思いますよね。
しかし厚労省の調査では「全国の保育所で340件以上あった」というデータもあります。
行き過ぎた指導の事例
- 以下の画像をご覧ください
画像のとおり。
「ここまではやってない」と思った方も多いですよね。
しかし、次の見出しで紹介する事例は、多くの保育園で起こってると思います。
寝ない子のコットを移動するのはNG
寝ない子のコットを移動するのは、行き過ぎた指導みたいです。
- 保育士のよくない関わり
寝ずに話をしている子どもに対して、外で寝るように言ったり、布団を友だちの布団と離して敷いたりする。
人権擁護のためのチェックリスト
表のとおりで、寝ない子のコットを移動するのはNGです。
- 午睡中の理想的な関わり
- 他の子に迷惑なことを伝える
- 身体を休める大切さを伝える
- 子どもが納得して行動できるよう促す
保育士をしてたのでわかりますが、上記の関わりをしても解決しないからコットを動かすわけで……
保育園の「理想と現実のギャップがある」例だと思います。
保育士の行き過ぎた指導が起きる4つの原因
結論は、次のとおりです。
- 書類が多すぎる
- 職場の人間関係がわるい
- 行事が大変
- 自分が幸せじゃない
順番に紹介していきます。
書類が多すぎる
書類にうんざりしてませんか?
- 保育士が書く書類
- 月案・週案・日案
- 指導案2枚(晴れと雨)
- 毎月のおたより
- 児童表
先ほど紹介したコットの移動は、不適切な関わりです。
とはいえ『アホみたいな量の書類』があるから、しょうがなく怒ってるはず。
保育士が書類を書ける時間は、午睡中くらいしかありませんからね。
職場の人間関係が悪い
職場の人間関係には、多くの「若い保育士」が悩んでいます。
実は「保育士2年目の40.4%」が、人間関係を理由に辞めていることをご存知ですか?
保育士2年目の退職理由 |
---|
職場の人間関係 (40.4%) |
心身の不調 (33.9%) |
自分の仕事に自信がなくなった (27.5%) |
継続できない職場の雰囲気があった (25.1%) |
上記のとおりで、約2人に1人の保育士が、人間関係を理由に退職しています。
※他にも「継続できない職場の雰囲気があった」との理由で4人に1人が辞めており、、、絶望しかありません。
行事が大変
行事の多い保育園は、保育士の負担が大きくなります。
実際にぼくは「行事の少ない保育園」に転職してから、子どもと遊べるようになりました。
- 保育園の行事を比較
時期 | (転職前) | 保育園A保育園B ( 転職後) |
---|---|---|
4月 | 入園式 | 4月入園式 (家族参加なし) |
5月 | 親子遠足 こいのぼり会 | なし |
6月 | 家族制作(父の日) | なし |
7月 | 七夕 プール開き お泊まり会 | 七夕 プール開き |
8月 | 夏祭り | 夏祭り (お店屋さんごっこ) |
9月 | 敬老の日 秋の遠足 お月日団子作り | お月日団子作り 秋の遠足 (公園でお弁当食べる) |
10月 | 運動会 ハロウィン お芋掘り遠足 | ハロウィン |
11月 | 作品発表会 | なし |
12月 | クリスマス会 | クリスマス会 |
1月 | お正月お楽しみ会 (職員で出し物) | なし |
2月 | 豆まき | 豆まき |
3月 | 卒園式 ひなまつり お別れ遠足 | 卒園式 ひなまつり 年長のみ遠足 |
行事は「やる意味がない」と研究で証明されており、なんでムダな行事を続けてるのか疑問です。
院内保育園でインタビューした方も、行事には不満を持っていました。
自分が幸せじゃない
自分が幸せじゃないと、保育士はできないと思います。
この記事を読んでる方は「サービス残業のある保育園」で働いてるかもですが、昔のぼくも同じでした。
- 家でやる業務
- 月末書類
- 制作のパーツ作り
- 100均に買い出し
仕事とはいえ、正直しんどいですよね。
時給0円で働いても人生を棒に振るだけです。
20代の貴重な時間は、一生もどってきませんよ。
保育園が「行き過ぎた指導」をさせないための対策は2つだけ!
保育園が保育士のためにできることは、次のとおりです。
- 書類をICTにする
- 巡回相談を増やす
書類をICTにする
ICT(デジタル連絡帳)を使ってますか?
いまだにICTを導入してない保育園は、ぶっちゃけブラックだと思います。
- ICTのメリット
- 書類を持ち帰れない
- ボールペンが必要ない
- 2倍速で業務が終わる
上記のとおりで、ICTは圧倒的にホワイトです。
※たとえるなら「テレビとYoutube」くらい違いまして、ICTの書類は2倍速で終わりますよ。
オンライン園見学でICTを体験できます!
巡回相談を増やす
巡回相談を増やすと、保育士のストレスが減るというデータがあります。
巡回相談とは
気になる子を専門家に見てもらい、アドバイスをもらうこと
- 論文から引用
巡回相談員が「子どもの対応・理解」について関わることで、保育者ストレスが軽減することが推察される。
巡回相談と 保育者ストレスに関する研究
具体的には「6ヶ月に1回以上」の相談員の訪問が、保育士のストレスを下げるとのこと。
僕は2ヶ月に1回のペースで相談してました。
【悲報】保育士の行き過ぎた指導は止められない
残念ながら、保育業界にいても努力は報われません。
たとえば「人生で1回はOLをしたい」と思っても、書類選考で受かる確率は20%くらいです。
実際にぼくは異業種への転職を経験していますが、10社以上は落ちました。
2022年の話題:底辺の仕事ランキング
- 以下の表をご覧ください
底辺の仕事ランキング |
---|
1位:土木・建設作業員 |
2位:警備スタッフ |
3位:工場作業員 |
4位:倉庫作業員 |
5位:コンビニ店員 |
6位:清掃スタッフ |
7位:トラック運転手 |
8位:ゴミ収集スタッフ |
9位:飲食店スタッフ |
10位:介護職 |
11位:保育士 |
上のランキングが、2022年に話題になりました。
Twitterでも「保育士は底辺!誰でもできる!」といった声が溢れており、、残念です。
なぜ、保育士は社会的地位が低いのか
結論は「誰でもできる仕事」と思われてるからです。
子どもの命を守ってるのに、、、社会は保育士を認めてくれません。
- 保育士の残酷すぎる待遇
- 給料は上げない
- 人は増やさない
- 誰でもできる仕事だから
繰り返しですが、これが社会の答えです。
保育業界に絶望しても人生は変わらない
とはいえ、保育業界に絶望しても人生は変わりません。
- 保育士の願い
- 政府が給料を上げてくれる
- 配置基準を見直してくれる
- 人手不足は解消される
上記のような期待をして、裏切られる生活は終わりにしましょう。
次の見出しから、我慢しない働き方を実現する方法を紹介します。
保育園から脱出する方法は2つ!行き過ぎた指導とさようなら
以下のとおりです。
- 副業する
- 一般企業に転職する
副業する
ブログやWEBライターの副業を始めれば、個人で稼ぐスキルが身に付きます。
「副業禁止だよ……」という人は、副業OKの職場に転職してください。
「そんな簡単に言うなよ」と思うかもしれませんが、ぼくは副業OKの保育園に転職しました。
- 副業のメリット
- 副業きっかけで転職できる
- 副業から独立できる
- 在宅で働ける
転職先の保育園は価値観が合う
副業OKな保育園で働くと、スタッフと価値観が合います。
実際に転職先では「給料上げろ!」という人はいませんでした。
- 副業OK保育園の会話
残業はムリ。だって1時間くらい副業したいし。
みたいな感じ。
ぼくは「2年前に環境を変えた」のがきっかけで、現在は在宅で自由に働いています。
人生を変えたいなら、環境を変えるのが正解ですよ。
20代の保育士は一般企業にチャレンジできる
第二新卒(26〜28歳以下)は、特別な時期です。
- 転職の悩み
- どうせ受からない
- やりたいこともない
- 転職はめんどくさい
と思う気持ちもわかります。
しかし保育士を辞めてニートになった僕でも、第二新卒だからホワイト企業に転職できました。
若さは最強の武器
繰り返しですが、若さは最強の武器です。
転職には平均3〜6ヶ月かかりますが、チャレンジする価値はあると思います。
今から転職活動を始めても、決して遅すぎることはありませんよ。
自分の時間を取り戻そう!
まとめ:保育士の行き過ぎた指導は「環境が原因」です
この記事で紹介した「行き過ぎた指導が起こる原因」を理解すれば、職場を変えるきっかけになりますよ!
保育士は「命を守る」職業ですが、給料は一般企業よりも低く、誰でもできる仕事と思われています。
- あなたの直感は間違ってない
社会が認めてくれないなら、保育士を辞めたくなるのは自然なことです。
ブラック保育園をキレイさっぱり辞めて、我慢しない働き方を実現してくださいね!
この記事の要約
- 行き過ぎた指導が起こる原因
- 書類が多すぎる
- 職場の人間関係
- 自分が幸せじゃない
- 保育園ができる対策
- 書類をICTにする
- 巡回相談を増やす
- 保育園の理想と現実
- 頑張っても報われない
- 絶望しても人生は変わらない
- 保育園から脱出する方法
- 副業する
- 一般企業に転職する