こんなお悩みを解決する記事を書きました!
この記事を読めば「保育園以外に転職できるのかなぁ…」と悩むことはなくなり、資格を生かせる転職先が見つかりますよ!
なぜなら、資格を活かして2回の転職を経験した僕が、具体的な転職先を紹介するから!
この記事を書いた人
- 保育士にアンケートを取りました!
こんな感じで、保育学校のつながりを使ってアンケートを取りました。
この記事の「信頼担保」になるかと思います。
記事の前半では「保育園以外で生かせる保育士の強み」、後半では「業界別に具体的な転職先15個」を紹介していきます。
記事を読み終えるころには、保育士の経験を活かしてホワイト企業に転職することができますよ。
すぐに「具体的な転職先」を知りたい方は、「業界別:保育士の経験を生かせる仕事15選」から見てくださいね!
世の中の保育士は保育園以外で働いてる!
上の画像は、保育士資格を持つ958人に「保育士として働かない理由」を聞いた結果です。
43.1%の保育士が、保育士以外の働き方を探していますね。
苦労してとった「資格」を生かしたい気持ちもわかりますが、世の中の約半数の保育士は異業種で働いています。
保育士の”資格だけ”を活かすなら保育・福祉業界が主な転職先
保育士の経験ではなく「資格」を生かすなら、保育・福祉業界が主な転職先になります。
- 保育士資格の定義
保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう
全国社会福祉協議会
要するに「子どもと保護者を指導できる人」です。
では、この資格を一般企業で生かすのは、、、残念ながら厳しいですよね。
しかし、保育園以外に「転職を成功」させた保育士がたくさんいるのも事実です。
保育士の経験を活かして、異業種に転職した人は多いですよー!
保育園以外に転職した人は「経験」を生かしてる
保育士から一般企業に転職した人は、資格ではなく「経験」を生かしています。
なぜなら保育士を通して身につけたスキルは、一般企業でも通用するから。
以下からは、保育士を経験すると身に付く「一般企業でも役立つ能力」を3つ紹介していきますね!
保育園以外で生かせる保育士の強み3つ
保育士を経験すれば「誰でも身に付く」スキルは以下の3つです。
「自分にはそんな能力ないよ…」と思うかもしれませんが、イヤイヤ保育士を続けた僕でも身についていました。
保育士をすれば「体が覚える」ので、安心してくださいね。
保育士の強み3つ
- 目標から逆算して行動できる
- スケジュール管理能力がある
- 仮説から改善案を考えられる
目標から逆算して行動できる
保育士はゴールから逆算して行動できます。
というのも、毎回「月案」を書いて目標を決めているから
たとえば「季節の制作を友だちと一緒に楽しむ」をねらいに設定したら、新しいおもちゃを用意したり、制作コーナーを作ったり……
保育目標を達成するために、たくさんのアイデアを出してきましたよね。
こういった経験は、一般企業でも充分に通用しますよ。
保育士はPDCAサイクルをアピールできます
目標から逆算して行動する=PDCAサイクルです
具体例を紹介すると長くなってしまうので、気になる方は「【保育士ライターが実践】異業種に転職する志望動機と自己PRの例文」で詳しく解説しています。
保育士を経験して身につけたスキルは、決してムダにはなりませんよ。
スケジュール管理能力がある
保育士は細かくスケジュールを決めて、計画どおりに実行できます。
なぜなら「指導案=企画書」だから。
実際に運動会や発表会の前には、必ず「指導案」を書きますよね。
1日の流れを10分単位で書いて「職員の配置」なども明確にして、、、正直やることが多過ぎです。
現在の僕は保育士を辞めて一般企業で働いていますが、「保育士の業務量」に比べたらヘッチャラですね。
保育士の細かい「スケジュール管理能力」は、一般企業でも一目置かれますよ!
仮説から改善案を考えられる
保育士の方は、仮説を立て「環境を改善」した経験がありますよね?
たとえば、ADHDの子のために「落ち着ける一人遊びコーナー」を作るなど、目の前の問題を解決した経験があると思います。
仮説と改善の例
- 子どもの姿に落ち着きがない
- 仮説:周りの子を気にするような素振りが見られる。
目の焦点が定まらず、注意力が散漫になっている様子。 - 改善案
- →外部から見えない一人遊びコーナーを設置し、遊びに集中できる環境をつくる。
こんな感じで、「仮説と改善」を繰り返せるのは保育士の強み。
自分の考えをしっかりと持っている人は、保育園以外でも十分に活躍できますよ。
業界別:保育士の資格を生かせる仕事15選
それでは、業界別に「保育士の資格・経験」を生かせる具体的な転職先を紹介していきます。
紹介する業界
- 一般業界
- 福祉業界
- 保育業界
保育士の強みを武器にすれば、一般企業への転職も可能です。
実際に保育士を辞めてニートになった僕でも転職できたので、自信を持ってくださいね!
保育士の経験を生かせる一般業界
以下のとおりです。
- 事務職
- プログラマー
- 採用アシスタント
- 営業(7時間労働の求人が豊富)
- 受付スタッフ(不動産・サロンなど)
※正直、保育士は”安月給”ですよね。一般企業の求人を見ると『えっ!』と驚く方も多いはず。(ぼくがそうでした)
なので、実際に求人を見て「自分の時間を安売り」していないか確認してくださいね。
事務職・OL
事務職は保育士の経験を生かせます。
というのも、保育士は締め切りから逆算して書類を作成できるからですね。
一般企業に転職して驚きましたが、ほとんどの方は納期を守っていません。
また「周りへの気配り」が求められる職種なので、保護者対応の経験などもアピールできます。
※事務職への転職についてもっと詳しく知りたい方は、「保育士から事務職に転職する簡単4ステップ【志望動機つき】」をどうぞ。
プログラマー
人生の自由度を高めたい方におすすめです。
なぜなら、プログラミングスキルを身につければ「在宅ワーク」を実現できるから。
「保育士の経験なんて関係ない…」と思うかもしれませんが、冒頭で紹介した「仮説と改善」は、プログラミングでも活かせます。
「保育士からIT系」に転職する方はわりと多いので、未経験でも安心ですよ。
会社の規則に縛られるのが苦手な方は、挑戦してみるのもいいかと。
採用アシスタント・秘書
いわゆる「サポート業務」全般です。
人前に立つより、裏方で支えたい保育士の方に人気ですね。
採用アシスタントの仕事内容
- 面接の日程調整
- 転職フェアで使う書類の作成
- 転職希望者との電話連絡
在宅OKの求人も豊富なので、通勤が苦手な人にもオススメです。
- 保育士の経験を優遇してる会社
営業(7時間労働の求人が豊富)
ズバリ、給料を大幅に上げられます。
実際に僕は「保育士から通信業界」の営業に転職しましたが、月収は1.5倍くらい増えましたね。
- 営業の月収例
平均の手取りが「23万〜30万」くらいでして、保育士と比べたらガッポリ稼げます。
1日「7時間労働」で副業OKなので、文句なしです。
受付スタッフ(不動産・サロンなど)
意外かもしれませんが、「月収24万円〜」の求人が豊富です。
というのも、不動産や脱毛サロンは「一人あたりの単価」が10万円以上と高額なので、給料も高い傾向にあります。
- 実際の求人
女性の多い職場なので、保育士の経験も評価してくれますよ!
※受付が気になる方は「保育士からたった3ヶ月で受付に転職する手順【派遣はやるな】」を見てくださいね!
保育士の資格を生かせる福祉業界
保育・福祉業界で、キャリアを積みたい人には最適な業界です。
自分なりの保育観や「障がいの知識」をアップデートしたい方は、福祉業界がおすすめですね。
- 医療事務
- 学童・児童館
- 児童指導員
- 母子生活支援施設
- 乳児院
医療事務
福祉業界でもっとも人気なのは医療事務です。
なぜなら、残業がほぼなく休みも取れるから。
- 参考:職業別の残業時間
こんな感じで、ホワイトな職種として有名ですね。
「特別な資格が必要でしょ…」と思うかもしれませんが、まったく必要ありませんよ。
むしろ保育学校で身につけた「障がい」や「相談援助」の知識を生かせます。つまり、穴場の転職先ですね。
学童・児童館
保育士の専門性を生かして転職できます。
学童と児童館の違い
- 学童=小学校に在籍する児童が対象
- 児童館=0~18歳までのお子さんが自由に利用できる施設
学童なら保育園を卒業したあとの”成長の過程”が見れるので、スキルアップにつながりますね。
児童館は「残業が少ない」ので、子どもと遊びつつ定時で帰りたい方におすすめです
児童指導員
気になる子への「アプローチ方法」を学びたい方にピッタリです。
なぜなら、児童指導員は療育の専門家だから。
「保育のスキル×療育の知識」を組み合わせれば、保育業界でも頭ひとつ抜けた人材になれるはず。
将来的に保育士を助ける「巡回相談員」を目指したい方も、経験する価値ありです。
母子生活支援施設
生活に苦しむ母子を保護し、自立をサポートする施設です。
ぼくは「実習」に行ったことがありまして、3~18歳の子が共同で生活してましたね。
- 主な業務は「母子」のケアです
カウンセラー的な働き方に近いですね。
正直に言うと、夜勤があるのにも関わらず以下のような条件なので、オススメはしません。
- 実際の求人
乳児院
親と過ごせない乳児を保護する施設です。
0~2歳の担任経験があれば、「即採用」もあり得ます。
保育園と大きく違う点は、集団での活動がほぼないこと。
愛着形成をかなり重要視しているので、一人の子とゆったりと関わりたい方にピッタリですね。
保育園以外の働き方を実現する保育業界
繰り返しですが、保育園以外でも保育士の「資格を生かして」働くことが可能です。
以下では保育士を経験した人が圧倒的に”有利”な、保育業界の転職先を紹介していきますね。
- 保育園の本部
- 保育士のキャリアアドバイザー
- ベビーシッター(フリーランス)
- 民間の療育施設
- 保育事務
保育園の本部
いわゆる保育業界のOLです。
新規園の計画書を作ったり、補助金の申請をしたりします。
保育園本部は人気でして、保育士経験”3年”以上が応募の最低条件ですね。
健康を考えて「オフィスワーク」で働きたい方は、求人をチェックしてみましょう。
保育士と比べて給料も高めです!
保育士のキャリアアドバイザー
保育士の経験を存分に生かせます。
30代からの転職先としても需要があり、未経験OKの求人が充実していますね。
キャリアアドバイザーは営業です
なんとなくキャリアアドバイザーと聞くと「カッコいい」イメージがありますが、本質は営業です。
メールや電話でお客さんを探したりするので、名前に惑わされないようにしてくださいね。
とはいえ給料も高く保育士の経験を生かせます。
営業でガッツリ稼ぎたい方には「間違いない」転職先です。
ベビーシッター(フリーランス)
規則に縛られるのが嫌な人には、ベビーシッターがオススメです。
なぜならフリーランスで自由に働けるから。
女性限定にはなってしまいますが、、、現代のベビーシッターは「フリーランス」の需要が高まりつつあります。
詳しくは「【暴露】保育士が副業でベビーシッターをやってみた感想【収入も公開】」の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
民間の療育施設
保育士をしていると「気になる子」との関わり方で悩みますよね。
しかし、民間の療育施設で働けば専門的な技術を身につけられますよ。
療育施設の業務内容
- 支援計画の作成
- 環境づくりの工夫
- 親への指導(ペアレントトレーニング)
保育業界でスキルアップしたい方は、一度は経験しておきたい職種ですね。
※なお、特徴としては「副業OK」の企業が豊富です。スキマ時間でお小遣い稼ぎをしたい方は、求人をチェックしてくださいね。
余談ではありますが、僕も副業で生活費を稼いでいるので、、、イチオシの職種です。
保育事務
保育士の資格を生かせる保育事務。
というのも、事務員とはいえ子どもと関わる仕事です。
「エクセルを使えないと無理でしょ…」と思うかもしれませんが、無資格OKの求人もたくさんありましたよ。
- 実際の求人
上記の通り。
保育士を続けて腰を悪くしたら、、働けませんからね。
未経験でも事務に転職は可能なので、オフィスワークで「健康な体」を手に入れてください!
なお、職務経歴書や自己PRの書き方は、以下の記事で紹介しています。
まとめ:保育士は資格と「経験」を生かして転職しよう
この記事で紹介した「保育士の経験」を生かせる転職先で働けば、人生の自由度が高まりますよ。
なぜなら在宅ワークができたり、副業で稼げたりする職種だから。
実際に僕は一般企業に転職してテレワークをしていますが、働く場所を選べる自由を感じています。
いまでも”安月給”の保育士を続けていたらと思うと、、、正直シンドイです。
1年後の自分を楽にしたい方は、実際に求人を見て、自分の時間を安売りしてないかチェックしてくださいね!
紹介した転職先15個まとめ
- 事務職
- プログラマー
- 採用アシスタント・秘書
- 営業(7時間労働の求人が豊富)
- 受付スタッフ(不動産・サロンなど)
福祉業界
- 医療事務
- 学童・児童館
- 児童指導員
- 母子生活支援施設
- 乳児院
保育業界
- 保育園の本部
- 保育士のキャリアアドバイザー
- ベビーシッター→フリーランス
- 民間の療育施設
- 保育事務